◆2003年12月
【番外編】『SHUNSUKE 中村俊輔イタリアの軌跡』(翻訳)<朝日新聞社・定価1500円・11月13日発売>「NAKATA」の次は「SHUNSUKE」という、ちょっとベタな展開ですが、版元の方針なのでご勘弁を。こうなると次は「YANA」なのか?という疑問も当然湧いてきますが、イタリアの版元Limina社が柳沢本を出すかどうかはまだわかりません。著者のアルフレード・ペドゥラは、イタリアのスポーツ記者に典型的な、ひとつのネタからどんどん話を膨らませて行くスタイルの書き手で、そのあたりの感じを出しつつ、あまり話がとっ散らからないようにまとめるのに、訳者はちょっと苦労したようです。あとがきにも書きましたが、各所に挟み込まれたインタビューが内容に厚みを加えています。ぜひ、ご購入の上じっくりとご一読あれ。
3月からスポマガWorldsoccerというメールマガジンに、隔週1回(水曜日)、EuroJournal.itという短いコラムを寄稿しています。よろしければ登録してご購読のほどを。
「カルチョ解体新書改訂版:ユヴェントス 1-3 インテル」<World Soccer Digest誌・12月18日発売号>
データがより充実した定番・カルチョ解体新書。今回は、誰もが驚いたユーヴェvsインテルをじっくり分析しました。インテルは、まったくあのチームカラーに似合わないモダンなプレッシングサッカーをするチームに変貌中。決して期待通りの戦いをしない(いい意味でも悪い意味でも)という体質は、このクラブのDNAに書き込まれているので今後も変わることはないでしょうが、とりあえずパフォーマンスの平均値は着実に上昇しているように見えます。ちなみにこの号では、ネスタのリレーコラムにも注目。
「ヤナギの現在地」<Sports Yeah!誌・12月11日発売号>
SY誌に、柳沢のイタリアでの現状と課題をまとめた記事を書きました。本当はインタビューのはずだったのですが、諸事情あってタイミングが合わず延期。4ヶ月でスーパーサブまで来たという結果は、順調というよりは順当なところだと思いますが、レギュラー獲得までには、もうひとつ大きなブレイクスルーが必要。
ドーニがいる以上左サイドハーフでレギュラーを獲る可能性は低いし、じゃあ右はというと、ノヴェッリーノが中盤両サイドを攻撃的な選手で固めることは考えられないのでこれも×。結局、レギュラーの座が一番近いのはセコンダプンタなんですが、ここでフラーキ、マラッツィーナと張り合うためには、いろんな意味でもっとワルくならないと、という印象です。
「セリエBで苦戦するフィオレンティーナ」<スポマガWorldsoccer・12月10日号>
「スポマガWorldSoccer」の隔週コラム。今回は、セリエB中位にあえぐフィオレンティーナを取り上げました。今年はセリエC1で戦うことを前提にチームの骨格を作っただけに、そこに付け焼き刃の補強をしたところで、長く厳しいセリエBで上位を保つのが難しいのは当然のこと。そのあたりの見通しがちょっと楽観的に過ぎたきらいはあります。今は亡きわがアレッサンドリア(破産してアマチュアから再出発)が生んだ最後のタレント、左サイドハーフのスカーリアくんは健闘しているんですが……。
「ロベルト・マンチーニのカルチョ実況検分・第2回」<World Soccer Digest誌・12月04日発売号>
2ヶ月に一度、マンチョが様々な角度からセリエA、そしてチャンピオンズ・リーグの現場を語るこの新連載、第2回の話題はチャンピオンズ・リーグ。――だったのですが、ここでの自信に満ちた意気込みも空しく、結局グループリーグ敗退を喫してしまいました。最後のスパルタ戦は内容的には完全に上回っていましたが、そもそもここまでホームで2ポイントしか取れなかったことが致命的。まあ仕方ないですね。
今年はインテルも落ちてイタリア勢はベスト16に2チームしか残りませんでした。バイエルン、アーセナル、デポル、リヨンあたりは、最終戦でちゃんと帳尻を合わせてきているわけですから、これは実力を反映した結果だと言っていいと思います。ベスト16にふさわしくないチームがあるとすれば、ロコモティフ・モスクワくらいでしょう(インテルはともかくディナモ・キエフの方が上のように見えます)。
「ヨーロッパ主要国ボランチ事情・イタリア編」<NSK MOOK・11月末発売>
サッカーダイジェスト別冊、NSK MOOKのシリーズから出た『“ボランチ”とは何か?』に、イタリアにおける“ボランチ”、つまりチェントロカンピスタ・チェントラーレを巡る事情をまとめた記事を寄稿しました。さらに、『ファンタジスタ』や『ストライカー』などこのNSK MOOKシリーズではすっかりおなじみのクラウディオ・デ・カルリが書いてくれた、ボランチ30人のストーリーの翻訳も担当しています。
◆2003年11月
「希有で幸福な構図」<朝日新聞社PR誌「一冊の本」・12月号>
上記「SHUNSUKE」の発行に合わせて、版元である朝日新聞社のPR誌「一冊の本」にエッセイというか考察というか、イタリアでの日本人選手をめぐる一文を寄稿しました。豪華執筆陣に囲まれてちょっと肩身が狭いですが。
「フランチェスコ・トッティ インタビュー」<Sports Yeah!誌・11月27日発売号>
木曜日発売のSY誌で、今や文字通りのPrincipe azzurroと化したトッティに、イタリア代表の話を聞きました。元々ボキャブラリーが豊富なタイプの論理的な人ではなく、閃きと直感がすべてという人だけに、なかなか話を掘り下げるのが難しかったです。「バロンドールに一番ふさわしいのはトッティ」と断言するのを馬鹿にする人もいるかもしれませんが、最近のプレーを見ると、これはもう頷くしかないです。
「セリエAの噂話」<スポマガWorldsoccer・11月26日号>
「スポマガWorldSoccer」の隔週連載コラム。代表ウィークでネタに困ったスポーツマスコミが書き立てた根拠薄弱な噂話をいくつかコレクトしてみました。しかし全部が全部デマとは言えないところがなかなか奥深いところです。
「セリエAのビッグ6・攻撃ユニット分析」<World Soccer Digest誌・11月20日発売号>
今回は「カルチョ解体新書」を1回休みにして、そのかわりシモーネ・ボルディーニに、セリエAの攻撃ユニットを徹底分析してもらいました。最近は特集に合わせた内容で記事を作るパターンが多くなっています。この号では、ファビオ・カンナヴァーロのリレーコラムにも注目。
「マンシーニについての二、三の事柄」<スポマガWorldsoccer・11月12日号>
「スポマガWorldSoccer」の隔週連載コラム。ローマダービーでマンチーニ監督を奈落の底に陥れたマンシーニ選手の話です。しかし今年のローマはソリッドでシニカルないいチームですね。マンチョは故障者が続出してちょっと気の毒。
「カルロ・アンチェロッティのS級カルチョ講座2」<World Soccer Digest誌・11月06日発売号>
新装開店したアンチェロッティの連載、第2回は本誌特集のテーマである「マルチロール」という視点から采配や用兵について掘り下げてもらいました。まあ、イタリアはおそらく世界で最も分業化が進んでいる国のひとつなので、まったくタイプの違う複数のポジションをこなせる選手はほとんどいないんですが。シモーネ・ボルディーニによる巻頭のマルチロール・プレーヤー論ともども、取材・構成を担当しました。
◆2003年10月
「シモーニとクーペル、解任劇の共通点」<スポマガWorldsoccer・10月29日号>
「スポマガWorldSoccer」の隔週連載コラム。共通点、というよりも、ほとんど瓜二つと言った方がいいですね。インテルは何ひとつ変わっていないことの証明ですが、少なくとも今回は監督選びだけは間違わなかったようで。
「攻撃志向でユーロ2004をめざすアズーリ」<スポマガWorldsoccer・10月15日号>
「スポマガWorldSoccer」の隔週連載コラム。タイトルを見ると「本当かよ」と言いたくなりますが、かのトッティも「これまでこんなに攻撃的なアズーリは見たことない」と断言しておりました。これを最後まで貫けるかどうかが一番の見物ですが……。
「カルチョ解体新書改訂版:チェコ代表」<World Soccer Digest誌・10月16日発売号>
定番となって久しい「カルチョ解体新書」、今シーズンからはデータをより充実させています。今回のお題は、ユーロ2004の台風の目になりそうなチェコ代表。この時期に強いチームが本番でも強いとは限らないのはいつものことですが、ネドヴェド、ポボルスキ、スミチェルに加えてベンチにバロシュまで擁するこのチームのカウンターは非常に強力。こういう相手に主導権を渡しても平気なチームは、大きな大会に向いているような気がします。まあ、コラーがいないと並のチームになってしまうような気もしますが。
この号では、もうすっかりおなじみになったネスタのリレーコラムも必読。試合前夜はピルロとプレステで遊んで時間を潰すんだそうです。
「ミランの光明、インテルの憂鬱」<Sports Yeah!誌・10月16日発売号>
来週木曜日発売のSY誌に、インテル、ミラン両チームのチームレポートとダービーのマッチレポートを一緒くたにしたような、長めの記事を書きました。同誌のHPに記事全文が掲載されているのでご一読を。
ダービーで一番印象的だったのは、インテルの選手(確かキリ・ゴンザレス)がサイドラインを割ったボールを必死で拾いに行っていたことです。放っておいてもすぐにボールボーイが新しいのをくれるのに、そんなことも忘れるほど混乱/動揺していたんですね。ダービーであれだけ一方的にやられれば無理のないことかもしれません。
ミランは、後ろに3人(ネスタ、マルディーニ、ピルロ)だけ残して、残る7人がみんな嬉しそうに攻撃に上がっていったという場面が3回はありました。それに気づいたパンカロが慌てて戻ってきていましたが。試合前日のミラネッロで、インタビューを変にねじ曲げて記事にしたジャーナリストを怒鳴りつけていたガットゥーゾは、いまや攻撃にも欠かせない選手になりつつあります。
同じ号に、セリエAの1ページもののレポートも書きました。
「ロベルト・マンチーニのカルチョ実況検分」<World Soccer Digest誌・10月02日発売号>
以前に予告した「第3の企画」はこれ。2ヶ月に一度、マンチョが様々な角度からセリエA、そしてチャンピオンズ・リーグの現場を語ります。アンチェロッティとはまったくタイプの違う、直観的な物事の捉え方が新鮮。性格やディシプリンを重視するGMや監督も少なくない中「どんなに性格の悪い選手でも大丈夫。上手いほうが大事」と当然のように言ってのけるところが凄いですね。
「リヴァウド問題の謎」<スポマガWorldsoccer・10月01日号>
「スポマガWorldSoccer」の隔週連載コラム。ミランと契約解消に合意、したと思ったら、その3日後にはその合意を解消してしまったリヴァウドをめぐるすったもんだについて。こういう時は大体いつも、裏で例の会長がなんか命令したりしているようです。「彼のように偉大なカンピオーネがミランのユニフォームを脱いで去り、他のクラブのを着ることになるのは残念だ」と首相官邸からコメントしていましたが。
◆2003年9月「EUROPIAN CLUB30 ーユヴェントス、ミラン、キエーヴォ+フィオレンティーナー 」<NSK MOOK ヨーロッパクラブ30・9月25日発売>
WSDでおなじみの日本スポーツ企画出版社から9月に出たムック「03-04シーズン・ヨーロッパクラブ30」で、ユヴェントス、ミラン、キエーヴォの3チームの項目、および後半のモノクロページの「ヴィオラの花は咲くか?:フィオレンティーナの現在」を担当しました。細かいエピソードなどは、あまり知られていないものをほじくるようにしたんですが。
「中田英寿・右サイドからの再出発」<Number PLUS誌「欧州サッカーを愉しむ」・9月18日発売号>
「Number PLUS」誌恒例の「欧州サッカーを愉しむ」03-04シーズン版に、中田の今シーズンについての短い記事を書きました。今シーズンもポジションが大きく変わらない以上、自分のプレースタイルを妥協なく貫いて周囲を納得させる結果を残し、実力でチームメイトの信頼を勝ち取るしかない、ということではないかと思います。しかし、モルフェオがあんなにひどいのなら、中田を真ん中で使う方がずっとましじゃないかと思うのはぼく1人ではないはずですが。
同誌では他に、うしろの方の各国ガイド・イタリア版も書きました。
「フィオレンティーナ、セリエB特別昇格の裏の裏」<スポマガWorldsoccer・9月17日号>
「スポマガWorldSoccer」の隔週連載コラム。セリエBが24チームになるという馬鹿げた大騒動に(結果的に)“便乗”する形で、ズルしてセリエBに上げてもらったフィオレンティーナ。その顛末について簡単にまとめました。アウェーに行くたびにVer-go-gnate-vi! とか Ladri! とかいわれてしまう心あるサポーターの皆さんが気の毒。
「カルチョ解体新書・改訂版:チェルシー」<World Soccer Digest誌・9月18日発売号>
おなじみのWSD「カルチョ解体新書」、今回はこの移籍マーケットに竜巻を巻き起こしたアブラモヴィッチのチェルシー。キャンプイン当初のレギュラー候補が6〜7人入れ替わってシーズンに突入しただけに、チームの組織を固めるためにはもう少し時間が必要でしょう。一番の見どころはヴェロンをどこで使うのか。トップ下なら4-3-1-2になるのでしょうが、このシステムがイングランドで機能するのか、非常に興味深いところではあります。
「マッチレポート:イタリア4ー0ウェールズ」<Sports Yeah!誌・9月18日発売号>
インザーギのハットトリックでイタリアがウェールズに圧勝したサン・シーロでの代表マッチレビュー。そのインザーギのスタメン出場にはマスコミがこぞって反対していた、という話です。
「カルロ・アンチェロッティのS級カルチョ講座2」<World Soccer Digest誌・9月04日発売号>
2年前に1シーズンお送りしたこの企画が、趣向を変えて帰ってきました。今度は2ヶ月に1回、ミランの試合を取り上げてその采配を監督自身がじっくりと振り返るという、ディープで興味深い内容。1回目は、一部で非常に不評だったチャンピオンズ・リーグ決勝戦。0ー0でPK勝負になったから守備的でつまらない試合だった、という短絡的かつ表層的な見方を改めるにはいい機会ではないでしょうか。
今シーズンのWSD誌では、この「S級カルチョ講座」、カンナヴァーロ&ネスタのリレーコラムに続きもうひとつ、企画・取材・構成をぼくが担当する新シリーズが始まる予定。大物の登場に乞うご期待。
「インタビュー:フィリッポ・インザーギ」<Sports Yeah!誌・9月04日発売号>
インザーギに話を聞くのは2月に続いて二度目。前回同様SY誌の仕事です。非常に頭の回転が早くて、しかもそれを紋切り型の答えで相手を煙に巻くために使うので、インタビューしにくい相手です。正直いうとやや苦戦しました。
「ヨーロッパ移籍マーケット解説」<Sports Yeah!誌・9月04日発売号>
SY誌にはもう一本、この夏の移籍マーケットの傾向をまとめた短い解説記事も書きました。相場は暴落、しかしそれでも買い手は資金が捻出できず、というひどい状況。唯一フレッシュマネーを持っていたアブラモヴィッチは、非常に割安な値段でいい買物をしたと思います。金がないゆえに安易な補強に走れず、現在のチームを時間をかけて熟成せざるを得ないという現状は、イタリアのクラブにとってはむしろいいことだと思うのですが。
「サポーターの品格」<スポマガWorldsoccer・9月3日号>
「スポマガWorldSoccer」の隔週連載コラム。日本ではオウンゴールを決めた選手をからかっただけで、品格に欠ける行為だといわれてしまうらしいですが、イタリアのサポーターの皆さんは、侮辱ギリギリのからかいや茶化しに日々知恵を絞っているという話です。最近ミランのクルヴァで大流行の歌収録。
◆2003年8月「セリエAプレビュー:ユーヴェ、ミラン、インテル、パルマ、サンプ」<スポマガWorldsoccer・8月26~29日号>
「スポマガWorldSoccer」に、上記5チームのチーム紹介とプレビューを書きました。
「カフーというジレンマ」<スポマガWorldsoccer・8月20日号>
ミランが補強したカフーは、実は右サイドバックではなくて右ウイングだった、という話です。プレシーズンマッチでは、ほとんどいつもカフーが右SBに入っていましたが、ミランが招いたピンチの大半にそのカフーが絡んでいました。「8/29のスーパーカップまでに、アンチェロッティ監督がどんな修正をチームに加え、攻守のバランスを整えるのかが注目される」というのが原稿の落ちだったのですが、そのスーパーカップでは右SBにシミッチを起用。ところがそのシミッチも、マニチェとの1対1でチンチンにされるという笑えない結果になりました。カラーゼが復帰したらパンカロを右に回すというのが妥当な解決法でしょうか。アンチェロッティがスタム獲得を熱望していたのがよくわかります。
「中田英寿・移籍とビジネス」<Number誌・8月21日発売号>
「Number」誌に、中田の移籍が難航してきた経緯をふりかえりつつ、現在の移籍市場やカルチョビジネスの実態を少しだけ掘り下げた、長めの原稿を書きました。2ヶ月半ほど前に「問題は買い手がつくかどうか」だと書いたのですが、まさにそういう展開になっているようで。個人的には、レンタル(しかも買い取りオプションなし)という中途半端な形でラツィオに“緊急非難”するよりも、パルマに残って正面突破を図るほうが結果的にはいいような気がするのですが、さてどうなるか。(←そうなったようです。開幕戦を見る限りは去年よりだいぶ自由にやれそうに見えますが、よく考えると去年も最初はそうだったんですよね:12/09付記)。
「カルチョ解体新書・改訂版:イタリア・スーパーカップ」<World Soccer Digest誌・8月21日発売号>
おなじみのWSD「カルチョ解体新書」、マウリツィオ・ヴィシディがC1ーAのルッケーゼを指揮することになったため(開幕2連勝中)、今シーズンはシモーネ・ボルディーニに月いちのペースで担当してもらう予定。データの部分をより充実させようと思っています。
今回分析したスーペルコッパは、ヴァカンスで7週間休んだ後、たった1週間かそこらのトレーニングで試合に臨まなければならなかったこともあって、ほとんどまともな試合にはなっていませんでした。同じ号にリレーコラムを寄せているネスタも、「この時期にあんな試合を組むなんて馬鹿げてる。とても人さまにお見せできるような内容じゃなかった」とこっそり言っていました。
「インタビュー:カルロ・アンチェロッティ(ミラン監督)」<スカパー!For Football・9月毎週金曜>
「スカパー!For Football」(毎週金曜)のロングインタビュー、今回はヨーロッパ・チャンピオンのカルロ・アンチェロッティ氏に30分じっくりと話を聞きました。相変らず地味で淡々としていますが、話の中身は充実。マスコミ受けするわかりやすいカリスマ性は持っていないのですが、選手からの信頼と尊敬はものすごく厚いのでした。好評のテキスト版は、オンエア終了後にアップする予定。
ちなみに、同番組で7月末から8月にかけて放映されたA昇格4チームの都市&キャンプ紹介では、レッチェとサンプドリアの会長、監督、選手をインタビューしました。
「セリエA18クラブ・新チーム紹介」<「0304ヨーロッパサッカートゥデイ」WSD別冊>
WSD誌が毎年出している選手名鑑+シーズン展望の別冊に、セリエA18チーム分の紹介と寸評を書きました。まだメンバーが固まっていないところも多いし、メルカートが閉まるまでにまだ動きはあると思いますが、大勢は変わらないんじゃないでしょうか。
「スプーンの話」<スポマガWorldsoccer・8月06日号>
8月3日のスーペルコッパでピルロが決めた“クッキアイオ”(スプーン=ループシュート)の話です。よっぽど度胸が座ってないと、あそこでああいうPKは蹴れません。ブッフォンはさぞ悔しかったことでしょうが、今回はピルロの方が一枚上手でした。Che palle!
「密着レポート・柳沢敦」<Sports Yeah!誌・8月07日発売号>
サンプドリアのモエナ・キャンプを2日ほど取材して、柳沢のイタリア最初の10日間を総括しました。密着というよりは、周辺取材をきっちりやったレポートです。きっと開幕レギュラーとかそういうことで騒がれるんだろうと思いますが、そんなことはあまり重要ではありません。環境に馴染むまで2〜3ヶ月かかるのはしごく当然のことだし。大事なのはここが自分の場所だと思えるかどうか。その点ではいい感触を得たように見えます。
「クラブレポート・サンプドリア」<World Soccer Digest誌・8月07日発売号>
「いつもの」WSD誌には、サンプドリアのクラブレポートを書きました。これまでの「イタリアクラブ探訪」とは趣向を変えて、チーム紹介と戦力分析に的を絞って、かなり掘り下げてまとめています。ノヴェッリーノの4-4-2にドーニをどう組み込むかが、けっこう厄介な課題になりそうな気配。◆2003年7月
【番外編】『NAKATA・中田英寿イタリア戦記(文庫版)』(翻訳)<朝日新聞社・定価640円・7月発売>一昨年、朝日新聞社から出た翻訳「NAKATA 中田英寿イタリア戦記」が、7月に文庫化されました。ただ文庫にするだけではつまらないので、パルマでの2シーズンを振り返るかなり長いあとがき(20ページ強)を、なぜか訳者であるぼくが書き足しています。
こうしてみると、本当に山あり谷あり、というか谷の方がずっと多いのですが、“純粋なMFでもないしFWでもない”タレント溢れる選手には、なかなか避けられない道です。ボバンやピクシー、あるいはレオやライーなんかのキャリアを振り返ってみても、まさにそういう感じ。最近ではセードルフなんかもそうですね。
ともかく、これで一応、イタリアでの5シーズンを俯瞰できる内容になったので、保存版としてぜひ一家に一冊。
「トラブルを抱えて始動したミラノ勢」<スポマガWorldsoccer・7月23日号>
ミランはアルベルティーニ問題、インテルはカンナヴァーロの身長が足りない問題と、夏休み明けからさっそくドタバタが始まっています。まあ、マスコミが必死で燃料を注入しているだけなんですけどね。
「柳沢サンプドリア移籍の裏側」<Sports Yeah!誌・7月10日発売号>
SY誌の「インサイドレポート」というコーナーで、柳沢の移籍を巡る状況を簡単にレポートしました。ビジネス絡みの動機がゼロとはいえないにせよ、一旦ピッチに立てばそれは関係のないことです。
「柳沢を待っているもの」<スポマガWorldsoccer・7月09日号>
こうして見ると柳沢&サンプネタばっかり、というか夏休み中はほとんどそれしか書かなかったということですね。内容は重ならないようにちゃんと書き分けているので、全部読むと全体像が掴める仕組み(?)になっております。ま、これから徐々に各方面に進出して行きますので。
2003年1-6月分 /2002年7-12月分 /2002年1-6月分 /
2001年8-12月分 /2001年1-7月分 /2000年12月以前の分